post

ガルンガンの日常

バリ人にとって日本のお盆のような「ガルンガン」は1年に平均して2回あります(バリ暦に従うので、毎年まちまち)天界からご先祖様が地上へ戻ってくるのですが、この準備がかなり大変。

男性陣はペンジョールを飾り、

朝早起きして、ソウルフードであるラワールを作ります。小さい頃からやっているの男性陣、包丁さばきはお手の物。ヌガラでは、ココナツメインの胃に優しいラワールクルンガーが名物です。

葉っぱに包まれたこちらはトゥムといい、小刻みにした豚や鶏の肉やレバー、独特のスパイスを組み合わせて蒸します。一般的なワルンではなかなか食べられるところがないのですが、これがすごーく美味しいんです!

女性陣はバンタンといって、神様に捧げる数々のお供え物を作ります。これが1種類に留まらず、半端ない量…。中に入れるものの向きとかもあって意外と細かい。田舎では出来る限り最初から手づくりし、3日ほど前から準備が始まります。

道端でよく見かけるお花のものは日常的に捧げるシンプルなチャナンで、バンタンは豪華版といったところでしょうか。

バリ人が祭事にお金のかかる理由はこのバンタンにあるといっても過言ではなく、皆数々ある祭事の工面に一苦労しています。祭事にお金がかかりすぎるからバリ人は成功したり、金持ちになれない、と嘆く人はバリ人にもいます。

でもこれがなくなると、バリ島はもはやバリではなくなる…。

南国リゾートのバリ島ですが、バリヒンズーの人々は今もこういった伝統や宗教行事をとても大切にしているため、現代的な生活とのバランスの取り方に難しさを感じることもあるようです。

ガルンガン当日は朝早くから正装し、自宅にある家寺、そして所有の土地や村のお寺をまわってお供え物を捧げ、お祈りをして回ります。1日に迎えたガルンガンは、11日のクニンガン(ご先祖様が天界に帰る日)まで続きます。

にほんブログ村 旅行ブログ バリ島旅行へにほんブログ村 海外生活ブログ バリ島情報へ

PVアクセスランキング にほんブログ村

post

定番人気のタナロット

バリ島はじめての方なら一度は訪れて欲しいタナロット。
毎年入場料金が上がっているのですが…。人気すぎるため、ある程度入場を制限したい・景観&寺院を維持する意図があるようです。

16世紀にジャワから訪れた高僧ニラルタがこの眺めに感動し、寺院建立を村人にすすめたのがはじまりといわれています。バリ6大寺院の一つで海の守護神が祀られています。

実は満潮の時間帯には、寺院の下まで行くことができません。また、寺院内には正装したバリ人しか入れません。満潮時はこんな感じ。

潮が引いてくると寺院のある岩場の真下まで行けますよ。岩場の下には実はホーリーウォーターが涌き出ています。周りがこれだけ海なのに、涌き出てくるのは真水という不思議。

反対側の洞窟部分には、寺院を守るといわれるヘビ(ウミヘビかな?)が棲んでいます。ヘビにはご利益があるといわれており、有料でちょっと触らせてもらえます。満潮になると海出て、また戻ってくるのだそう。

タナロットは寺院周辺の庭も美しく、サンセットタイムより少し前に訪れてゆっくりするのに気持ちのいい場所です。

にほんブログ村 旅行ブログ バリ島旅行へにほんブログ村 海外生活ブログ バリ島情報へ

PVアクセスランキング にほんブログ村

post

祭事のつづくバリ島

3月28日のニュピはバリヒンズーの新年というお話をしましたが、4月5日はガルンガンでした。ガルンガンはご先祖様が冥界から地上に帰ってくる、日本でいうならいわゆる迎え盆。お見送りする10日後のクニンガンまで続きます。

ウク歴とサカ歴の組み合わせなので、こんな風に大きな祭事が重なってしまう時があるんです。盆と正月が一緒に来たよう、とよく言いますが、バリ島では本当に来てしまいますよ(笑)。

ガルンガンを過ぎると、暦の良い日が1ヶ月ほどなくなります。そのため、ニュピ〜ガルンガンまでの間に他の小さな祭事もなるべくやってしまいます。結婚式から葬式、小さな家庭の祭事もどどん!と一気にやってくるので大忙しです。プトゥ家も例外なく、お兄さんのお家でガルンガン前に儀式がありました。家の改良が完了した儀式だそう。

お供え物にお顔がついていてかわいい…。

珍しく3人が揃いました♪左よりナガ、ゲデ、プトゥです。

そしてガルンガンは、実家のあるヌガラにて迎えました。

この飾りはペンジョールといい、冥界から地上に戻ってくるご先祖様を迎える目印。都会では職人が作った豪華なものを買うお家も増えましたが、ヌガラでは今もほとんどの家で手づくりしているとのこと。小さくても気持ちがこもっているんですね♪

プトゥもはりきってペンジョールを作りました。稲のお米がついているのは「実りがありますように」の意味だそうです。


にほんブログ村 旅行ブログ バリ島旅行へにほんブログ村 海外生活ブログ バリ島情報へ

PVアクセスランキング にほんブログ村

post

もうすぐニュピ

3月28日はバリヒンズーの新年ニュピです。
ニュピはサカ暦の第10の月に行われますが、外出や仕事、学問、音楽、火(電気)の使用、殺生など一切が禁じられています。心穏やかに瞑想し、日常に感謝し、世界の平和をお祈りする一日となります。

ニュピの日は人間の活動が最小限になり、自然の音しか聞こえてきません。そして夜になると浄化されたクリアな空気の頭上には、美しい満点の星空が広がります。本当に特別な日だと思います。あえて不便さを理解しながらバリ島にいらっしゃる方もいるようですね。

去年のニュピの満点の星空。みえますでしょうか…?

火の使用と書きましたが、同じく電気の使用も禁止。バイクや車での移動も禁止。ということは本当に何もできない。店はすべて閉まり、空港も閉鎖されます。ホテル滞在の場合は、施設の建物内のみ電気の使用は許可されているし、施設内でのレクリエーションは可能。ただし当日のチェックインチェックアウト不可。なので、在住者の多くもニュピ前日にはホテル入りしてやり過ごします。

ニュピの2−3日前には、メラスティという寺院ご神体の浄化があります。各地でたくさんのバリの人々が正装し、村の寺院から一斉に海へと歩いて(たまにバイクで 笑)向かいます。

ニュピの前日には、各地で午後より道路閉鎖。
そして夕方よりオゴオゴ(悪霊)のパレードがスタート!

かなりリアルでおどろおどろしいオゴオゴ。なんと土台は編んだ竹!

バリヒンズーの考え方として、善と悪は必ず対に存在し、鎮めるために悪霊にもお供え物をする習慣があります。ニュピの日だけは、普段鎮めまくっているスト レスのたまった悪霊を解放し、自由に外を歩いてもらう。そこからこのパレードがはじまっています。サヌール、デンパサール、クタエリア が見応えがあり、滞在にはオススメです。

バリ島にしかないニュピ。文明の利器を一切使用せず、日々の行いを内観するバリヒンズーの新年。ホテルに宿泊しない私は明日あたり、食糧物資の買い込みに走ります(笑)。

 
にほんブログ村 旅行ブログ バリ島旅行へにほんブログ村 海外生活ブログ バリ島情報へ

PVアクセスランキング にほんブログ村

post

バリのお供え物

日曜日はバリヒンズーのプルナマ(満月)の日だったので、普段より念入りにお供えとお祈り。

日々あちこちで、さまざまな行事のあるバリヒンズー。バリ島では古くからウク歴(210日周期)とサカ歴(太陰・太陽暦)のコンビネーションで日が決まるためややこしく、バリの人々も常にこのバリカレンダーで大切な日を確認します。なんと縦書き。

最近はスマホ向けバリカレンダーアプリもあるらしいのですが、肝心な日がどういう日かの説明がないので、基本知識がないとちんぷんかんぷん。かわいいのでお土産に買ってかえる人も日本人にはよくいらっしゃいます。

こちらは道端でよく見かける小さな花のお供え物、チャナンの芯となる「ポロサン」。

中に「パモール」という白い粉を練ったものが入っています。デンパサールではホッチキスを使ってチャナンを作るのが一般的になってしまいましたが、ヌガラのプトゥのお母さんはこの「スマッ」という竹からできた細い棒を使って留めています。

道端で見かけるチャナンは、実は地域によってちょっと形が違います。旅行中に気づいたあなたは上級者♪こちらはデンパサールやウブドでよくみかける箱スタイル。

バリ島東部クルンクンへ行くと、こうなります。プトゥ出身のヌガラもこの丸型スタイルです。

市場でいくとこんな風にお花が売っています。あじさいもお供えによく使われる花です。

にほんブログ村 旅行ブログ バリ島旅行へにほんブログ村 海外生活ブログ バリ島情報へ

post

バリ島の民族衣装

バリ人のおしゃれの場は洋服よりも民族衣装。男性の正装で最もきちんとしているのは「サファリ」という上着ありのスタイルです。通常お寺で見かける人は、白地のコットンシャツを着ている場合が多いと思います。もっとカジュアルな時はTシャツ。男性が頭に被るのは「ウダン」。

とってもおいしいラワールを作るプトゥのお父さん。

女性の場合も、お寺では上は白、袖は長袖または七分丈までが模範的とされています。実はもっと以前は黄色が清浄の色とされていたこともあり、困った時は黄色でもOK。お金のない人は何着も白いクバヤを持てませんし、はたまた逆に、いつでもどこでも色のあるクバヤでバッチリとキメる女性もいます。

腰に巻くのは「スレンダン」。スレンダンだけは、いかなるお祈り時にも必要です。

全身真っ白な方はマンクー(お坊さん)か、そのサポートをする奥様です。奥様自身がマンクーなことも。

ややカジュアルな儀式の時(お寺に行かない時)には上もカラフルになってきます。最近は忙しい人が増えた影響もあるのか、日本のロングスカートのようにさっと履くだけのものも出てきました。伝統からはやや外れますがいつの時代も変化は免れない。これなら着付けもなく、日本人も気楽にクバヤセット買えますね♪

大学の卒業式や知り合い親族の結婚式になると、肩や胸の空き具合も広がったり、レース度が増したり。髪型もメイクもどんどんキラキラになっていきます。バリの女性はパステルより原色、清楚よりもセクシースタイルが好きだな〜と思います。下に着る「カマン」という布は、バティックとエンデックの2種類が主流です。

結婚式やポトンギギ(歯削りの儀式)の場合、金色があちこちに散りばめられたり、手織りの高級布が使われたりして最も豪華。

ナガさんの長男はイケメン高校生。

寺院での踊り子たちの衣装含め、これらも、きちんとした宗教上の正装なんです。

儀式のはじまりの少女たちの舞「ルジャン」

…とはいっても、もっとずっと昔は男性も女性も上半身裸でした。布も今よりシンプルなものが多かったのですが、発展に従って王族のような正装を、一般の人たちも身につけるようになったのが今の流れのようですね。

観光でいらっしゃるお客さまにうるさく言うことはありませんが、お葬式の時はダークめの上下など、実は結構いろいろとTPOのある、奥の深いバリ人の民族衣装のお話でした。
にほんブログ村 旅行ブログ バリ島旅行へにほんブログ村 海外生活ブログ バリ島情報へ

post

バリ暦に初詣はある?

バリ島は今がピークシーズン。お正月は仏教、あるいは西暦ということもあり、元旦という意識はありません。それでも31日や1日はあちこちが通行止めになったり、お客さまもホテルで過ごされる方が多いので、仕事のない日は比較的ゆっくりできます。

今年の元旦はたまたまバリ暦のお祈りの儀式が大きなお寺や海であり、そのお祈りに出かけるバリの人々。

プトゥのお父さんがクルンクン(バリ島東部)にあるお寺にいきたいというので、ヌガラから出発しておでかけ。長くこのお寺にいっていなかったプトゥは半義務だそうです。

お寺にはたくさんの人が正装してくるので、日本の神社のように並んで順番待ち。グループに札を分けられるので、周辺にあるお店でいろいろ食べたり飲んだりしながら待ちます。

境内(といっていいのでしょうか)に入るとぎゅうぎゅうになりますが、みなさん平和にくっつきあって座り祈りを捧げます。

よくわかりませんが、この日は2カ所でお祈りをささげたとのこと。

ナガさんも心すっきり?

ピースするナガさんの前隣はお父様。

ヌガラから3時間かけてデンパサールの息子の家へ行き、そのまま着替えて直行で1時間以上離れたクルンクンへ。言い出しっぺのお父様、かなりの体力を消耗されたのでは…。

バリ島にはたくさんのお寺があり、それぞれにいろいろな歴史や言い伝えがありますが、こちらのお寺は一般の観光客が普段入ることのあまりないゲルゲル王国の菩提寺、だそうです。

にほんブログ村 旅行ブログ バリ島旅行へにほんブログ村 海外生活ブログ バリ島情報へ