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プトゥが死にかけた黒魔術

バリ島よもやま話、今日はちゃんとブラックマジック(黒魔術)のお話です。興味のある方はここらへんから読み始めてください。

●アグン山こぼれ話
●プトゥがプトゥの理由
●プトゥ出生の秘密

さて、産みのお母さん他界後、次に死にかけたのはプトゥでした。

産みのお母さんの病状はよく聞くと結核っぽいのですが、「でもブラックマジックもあったのよ」と、とってつけたように言うので、ほんとに黒魔術かよと疑っている日本人スタッフ(笑)。そしてプトゥは小学生の時に、近所の家でもらったおまんじゅんのようなお菓子を食べてから、様子がおかしくなったそうです。それも毒やん!と思うのですが…。

帰宅して体調の急変するプトゥ。吐いて意識は朦朧、どの医者へ連れて行っても、一向に良くなる気配がありません。しまいにはお腹がぷっくりとふくれあがり、体が紫に。

「プトゥが死んでしまう」そこで噂を聞きつけ、4軒目の医者へ。

ちなみに当時ヌガラには西洋的な病院施設はほぼないに等しかったですから、ここでいう「医者」はすべて呪術やバリ島古来の伝承医療です。

4軒目の医者=バリアンは、プトゥの記憶によると、口数少なくなにやら唱えてから、寝たままでココナツオイルと何かを調合した薬を飲まさせられたとのこと。

するとようやく、口から黒い塊の何かを吐き出したプトゥ。その後には口だけでなく、脚の内股からボコボコっと、もう少し小さい黒い塊がいくつか出てきたのだそうです。

プトゥの脚には、今もその傷跡が残っています。この話を聞いて、私の脳内では完全にもののけ姫のたたり神の呪いのイメージです。

こういうの(著作権すみません┌○ペコリ )。

実際には近所のおばちゃんの嫉妬からの黒魔術。そうして紫の体は通常の肌色に戻り、腹水も数日して消え去り、病気は治りました。

「あの時はプトゥはもうダメだと思ったね」プトゥの兄や村の人々は今も口を揃えていいます。

どうですか?みなさん信じますか?

ちなみにプトゥにまんじゅうを食べさせた近所のおばさんは、10年間原因不明の病気に苦しみ、数年前に亡くなりました(まさにバリヒンズーの因果応報)。

このおばさんの嫉妬心の言動はどうしても子孫にうつってしまうらしく、今はおばさんの娘がちょっと怖い感じなんだそうです。

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